かめらせいかつ。一眼レフカメラ上達のためのブログ

趣味の一眼レフカメラのことを中心に。

ボケ過ぎ? 一眼レフで撮影するときのF値の選び方をお花見写真で考える。

今週のお題「お花見」

 

こんばんは。

少しずつ暖かくなり、続々と開花宣言が出てきましたね。今朝のニュースでも花見の席取りが放送されていて、季節を感じますね。

 

今日はお花見写真を通じて、一眼レフカメラで写真を撮る時のF値の選び方について考えてみます。

 

目次

 

 

初めてボケ過ぎに疑問を持った

今までの記事で散々と主役以外をボカして主役を引き立てるんだと言ってきました。

実際、それは1つのテクニックとして間違っていないはずです。

余計なものがふんわりとボケて、主役が浮かび上がる写真、素敵だと思う。

www.camera-seikatsu.com

 

しかしつい最近、ブログ読者の方からこの写真についてご指摘をいただいたんです。 

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ボケ過ぎてて親子丼かどうかも分からないじゃないか、雰囲気で撮るなら有りだけど、料理写真としてはどうなんだ?

 

ザックリ刺さりました。

確かに。仰る通り。

 

薄々感じてはいたんです。

私が撮る写真はピントが甘いと感じることが多くあります。

シャッター速度を確認しても、ある程度は速度が確保されていて手ブレしてる可能性は低そう。なのに何故か鮮明さに欠ける。

 

一時はレンズの性能を疑ったこともありました。

単焦点レンズを使えば改善するんじゃないかと。実際単焦点を使った場合には狙ったような写真が撮れることもありましたが、それも確率が少し上がった程度。

 

そんな時にさっきの指摘をもらいました。

確かに玉子の黄身にはピントが合っているように見えます。でも撮影する時に黄身を主役にしようと思ったわけではないんです。狙いは「親子丼」でした。

 

つまり風景写真でも同じことが言えるんじゃないでしょうか。

シャッター速度も十分早くてブレてないはずなのに描写が甘い。ではなく。ブレてないけど一部分以外中途半端にボケ過ぎてる。

これが正解。

 

 

実際ボケる範囲ってどれくらい?

写真を撮る際に重要なのは『F値』『シャッター速度』『ISO感度』のバランス。

そこに『ボケてると主役が引き立って素敵!』が合わさってややこしいことになっていたようです。F値を下げるとシャッター速度稼げるし、ISOも上げずに済むしいいことだらけーってなもんです。

 

さっきみたいに小物を撮ると「黄身」だけにピントを合わせたと誤魔化せますが、風景でこれをやると単にボンヤリした写真の完成。

いやぁ、怖い怖い。

 

じゃあ実際ボケる範囲ってどれくらい?

 

計算しようと思うと難しい公式があります。

さすがにそれは分からないので、

こんなサイトを見つけました。

keisan.casio.jp

まさに打って付け!

 

このサイトでは焦点距離、F値、被写体までの距離を入れることで被写界深度(ピントが合う範囲)を計算することができます。

 

では実際にやってみましょう。

 

上の写真を撮影した時の条件は、、、

焦点距離:30mm

F値:3.5

距離0.3m

 

被写界深度はなんと2cm!  2cm!!

そりゃ黄身にしかピント合わんわ、、、。

 

器のサイズを15cmと考えた場合に必要なF値は22。少なくとも16は必要になります。

そこまで絞るならISO感度を上げるかミニ三脚を使うかという選択肢になります。なるほど、、、こういう時に高感度耐性が必要なわけだ、、、フルサイズ、、、。

 

お花見写真でF値を考える

では先日お花見に行った際の写真で検討していきましょう。

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この写真はピントに関しては問題ないと思います。

焦点距離はタムロン90mmを使用しているのでAPS-Cだと135mm、F値は3.5。木の根元から煽り上げるように撮影したので、被写体までの距離は1mほどでしょうか。

この場合の被写界深度は、、、10cm前後。

被写体とした枝と花は奥行き10cmもないのでピントは問題なし、それより奥の花は10cmよりさらに奥なので上手くボケていますね。

うん、まぐれだけど良かった。

 

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こちらは中央左側の花にピントを合わせて撮影してます。

F値は2.8、焦点距離は先ほどと同じく135mm、被写体までの距離は30cmほど。

 

そして被写界深度は、、、0.8mm orz

おぉぅ、、、そりゃピントも合わんな。

狙った花の花弁1枚はピント合ってますが、花全体はピントが甘くなってるわけです。

 

そう考えると、タムロン90mmを使用して開放F値でマクロ撮影した場合、ピント範囲は1mm以下。

かなり特殊に狙っていかない限りを除き、普通に撮影すると被写体自体が隅々ボケちゃうことになります。

計算してみて驚きました。

 

結論!

知識としては知っていたことを再確認させられました。

①被写体が近いほどボケる

②焦点距離が長いほどボケる

③F値が小さくほどボケる

 

そしてボケる=ピントが合う範囲が狭い。

何でもかんでもF値を下げればいいわけじゃないんですね。

 

毎回毎回、撮影状況で被写界深度を計算するわけにはいきません。

しかし、持ってるレンズで最短撮影距離を開放F値で撮影した場合のピント範囲を把握しておけば、そこから距離が離れたらピント範囲が広くなる、、、といった具合に1つの指標にできるんじゃないでしょうか。

 

ぜひ一度被写界深度を計算してみてください:)